しかけとしての博物館入口
〜はたして博物館入口は通過儀礼装置と呼ぶことが出来るのか?
日米100の入口事例から考察する〜
はじめに〜問題提起〜
博物館に入る。そこで待ち受けているのは何か。
博物館といえば、そこで議論される中心はもっぱら展示である。近年、展示評価(エバリエーション)がようやく日本でも注目されるようになった。それは、これまで収拾・保存といった博物館の四つの基本機能であるうちの二つのみに重点をおいたなかで、展示を見直すという作業を怠ってきた日本博物館がようやく思い腰をあげた印象をもつ。
展示評価とひとくちに言っても、その方法はまだ確定したとは言いがたい。各博物館が各々の方法と欧米諸国の博物館評価を参考に試行錯誤を繰り返している段階である。しかしそこで欠かすことが出来ない評価方法に、来観者調査が存在する。
来観者に展示の評価をしてもらうという発想は、大学などで生徒が授業評価するの似ている。
2002・6・2